水漏れの量がポタポタ程度だと、たいしたことはないと思ってそのまま放置しているという方も大勢おられると思います。しかし、水道の水漏れは目に見える被害が小さくても、実際には広範囲にわたって被害が及んでいることもあるため、放置しておくことはとても危険です。
マンションなどの集合住宅にお住まいなら、階下やお隣の部屋にまで浸水している可能性があります。
浸水が起きていてもしばらく気づかないこともあり、ある日かなりの量の水漏れが確認されて、場合によっては損害賠償問題に発展してしまうこともあるので注意しなくてはいけません。そのため、水漏れに気づいて放置しておくことはしない方がよいです。
わずかだと思っていても、目に見えない部分でより大きな水漏れが起きていて、徐々に水道料金が高くなっていたというケースもあります。
水漏れが起きると湿度が上昇して、カビやダニを発生しやすくするリスクも生じます。カビは壁紙や家具の裏側、クローゼットの内部の見えにくい部分にも発生しやすく、そうなると除去作業も困難になってしまいます。
湿度が高い場所にはシロアリも発生しやすくなります。シロアリは家の構造体である柱や梁など食い荒らして、最悪建て直しを余儀なくされることもあります。
室内の湿度が上昇すると、床材やクロスなどが剥がれるリスクも生じます。水漏れを放置した期間が長くなればなるほど修繕箇所増やすことになるため、早期に対処することが不可欠です。